手首や体を自由に使う②

腕を自由に使うために

腕をたっぷり使うべく、【ドンジャンケンポン】のような、押し合いっこをします。下半身に力を入れて、『思いっきりドン!』と手と手を合わせてタックル!
みんな思いの外強い力で体いっぱい、ぶつかってきてくれます。
指で鍵盤を叩くのではなく、腕や肩から力を使って、瞬間的にグッと力をいれる。これをすると、とても良い音をフォルテを弾くようになるので、驚きです。
(お姉さんたちには『崖から人を突き飛ばすイメージ』という教育的ではない、恐ろしい例えをしたりしますが、意外と苦笑しながらも良い音を出してくれたりします。)


叩かないで!

大きな音で、というと鍵盤を引っ叩きがち。
それは音としても汚いし、そういう叩く音は意外と響かないので、ホールなどで弾くと音が散りがちです。
上手に体を使って、質の良い大きな音が出せるようになりたいですね。

こうして、実際に体を使ってゲームのようにレッスンするのは、低学年くらいまでの生徒さんが多いですが、小1メンズくらいになると力が強すぎて『ひえ〜、勘弁してくれ〜!』という気持ちになります(笑)
とはいえ、全力で体を使ってもらわないと意味がないので、全力でタックルを受け止めています!
意外と体力勝負でハードな面が多い、ピアノの先生です。


手首や体を自由に使う①

体を使おう!

音楽や指先だけでなく、体を柔軟に使うことが大切です。
手首、腕、体を自由に使えるようになりたいですが、なかなか口頭で説明するのは難しいところ。
今日は生活の中で使っている動きの中から、イメージを膨らませていきましょう

手首

□手首は、『筆を使う動き』ににています。
トメ・ハネ、横の線を引く時の手の動かし方など。
大きな筆でペンキを『ベター』っと塗る動きをイメージしたり、実際に体験する事で、フォルテで大きなフレーズを作ることと動きを重ねていくことが出来ます。集中して小筆で線を引く、これは意外と緊張感がありますね。小さい音を出すときは、大きい音を出すより神経を使います。同じように集中して丁寧に指先や手首を動かす必要があります。

指圧したり、マッサージをする動きも、テヌートなどのタッチにイメージを重ねていくことが出来ます。
子供は想像力が無限大なので、想像から体で表現することが、本当に得意。
お子さまの豊かな想像力を、最大限に利用していきたいですね!

ハーモニカ演奏

まさかのハーモニカレッスン!?

幼稚園でハーモニカを演奏しなければいけないというTくん。
一緒にハーモニカの楽譜を読んで、リズムの取り方の練習をしました。
今まで鍵盤ハーモニカとリコーダーは授業で練習した事があるけど、本物のハーモニカは初めて。しっかりメロディーが歌えるようになって、ピアノで弾いてみたところで、持ってきてくれていたハーモニカで実際に吹いてもらいましたが、吸ったり吐いたり・口を窄めたり、音をピンポイントで出すのって難しいのですね!どうしても『ラ』が上手く出せていなかったので、理由を探りたくなったものの、もちろん楽器を借りることは出来ないし、ハーモニカは教えてあげる事は出来ないので・・、もどかしい!私も実際に演奏してみたくなりました。もしかして、また長い人生の中では聞かれる事もあるかもしれないから、購入してみようかな?

レッスンの中で、新しい出会い

楽器を教え始めて、10年以上経ちますが、ハーモニカは初体験でした。
こうしてレッスンをしていると、新しい体験に出会うことがあって、新鮮です。
教える事ができない事でも一緒に試してみたり、音楽関係ならば人を紹介をする事も出来ますので、色々な形で皆さんのお役に立てたら嬉しいです。


バスティン教材

音楽仲間と・・

先日、仕事の相談を兼ねて音楽教室で講師をしていた時に親しくしていた先生とランチに行ってきました!感染対策がしっかりされているレストランだったので、安心。感染者が減っていても、念には念を・・ですね。

バスティン教材

今回教えていただいたのは、バスティンについて。
バスティンの教材は和声をコードで勉強する事が出来るので、元々興味がありました。バスティンはアメリカの教材なのでジャズのような曲調の曲もあり、今回ジャズが弾きたい、という生徒さんがいらっしゃったので、その生徒さんに向けて部分的に使ってみたいな〜と思っています。こうやって音楽仲間がいると色々情報を教えてもらえるのは、本当に有難いです。
私からも、お役に立てる事があれば良いのですが・・

勉強になったのもモチロンですが、家族や生徒さん以外でゆっくり人と話せたのは本当に久しぶりだった〜!
K先生、ありがとうございました。

ライブラリーナイト準備

『ライブラリーナイト』

待ち合いスペースにもチラシを貼っていますが、11月14日にライブラリーナイトというコンサートを行います。
場所は、センター南『都筑図書館』

以前、別のイベントで行った『べんとうべんたろう』という、濃い(笑)絵本に演奏をつけたものを気に入ってくださった江幡さんが、図書館でのイベントに推薦してくださいました。
江幡さんはご自身で図書館を開いたり、ブックバスを作ったり、本のプロフェッショナルです(https://www.townnews.co.jp/0104/2018/11/08/456391.html

都筑図書館でも、『べんとうべんたろう』も演奏します。

夜に・・

そして夜に、を意識してもう少し大人の内容でも演奏をお送りします。
この演奏から司書の方へバトンタッチし、素敵な本の紹介。
どちらも『夜』を意識した内容です。

限定30名での無料イベントです!どうぞ足をお運びください♪


ピアノレッスン空き時間について

ピアノレッスン空き時間について

秋口になり、コロナも落ち着いてきて・・、新しい事を始めたい季節ですね!
レッスンルームシャンテでも、体験レッスンのお問い合わせを多数いただいております。数あるお教室から当教室を見つけてくださり、興味を持ってくださった事、とても嬉しいです。ありがとうございます。

現在、ピアノクラスが満席をいただいております。
お断りをさせていただく事も多く、大変心苦しく思っています。


□早いお時間のみ、ご対応出来る場合があります。
□レッスン時間は随時変動をしております。

空き時間がご案内できる場合は、こちらのブログでご案内します。
どうぞ、よろしくお願い致します

演奏会〜ウィーンの街角から

村井先生のコンサート

先日、YouTubeでもお世話になっている
村井頌子先生のコンサートに行ってきました!
先生は古典舞踏だけではなく、古典時代の楽器(チェンバロやピアノフォルテなど)のプロフェッショナルでもあります。
現代の楽器と見た目は同じように見えますが、構造はもちろん、音の出し方やニュアンス。演奏の仕方は全然違います。

バロック楽器で室内楽

そして今回は室内楽コンサート。ということで村井先生だけではなく、バロックヴァイオリンとヴィオラの演奏家の方も一緒でした。
ヴァイオリンも(ピアノ以上に作りが簡単にも関わらず)現代のヴァイオリンや弓と作りや弦の材質も違うため、同じように見えて、全然違います。

今回のコンサートで使用されていた楽器がこちら!

ピアノ

ピアノは
pleyel プレイエル社 1840年 パリ制作のもの。鍵盤の数は80鍵!ヘルツは430hzです。

ヴァイオリン


3人の作曲家の時代に合わせて3種類
Mozart楽曲→Baroque style violin
Hummel楽曲→Classical style viola
Schubert楽曲→Romantic style violin

弦は全て生のガット弦を使用していました。

音の響きが本当に柔らかく優しくてとても癒されます。
演奏者のお二人の技術はもちろんですが!
“当時の楽器で演奏している”ということが本当に大きいです。

私達が今、使っている楽器や素材はどんどん演奏しやすく、また表現の幅を広げられらように進化して改善されている楽器達です。

ただ、演奏している曲は数百年も昔の曲が多いクラシック音楽。

作曲家達が生きて、実際に演奏していた時代の楽器の音色でその曲を聴くということは、タイムスリップしてその時代を覗いているような気持ちになります。

当時の曲を演奏する上で、古典楽器の響きや構造を知っているのと知らないのとでは大きな違いがあるような気がします。

古典楽器を生で聴く機会は決して多くはないと思います。
また、このような機会があったらぜひ!
足を運んでみてください^ ^

調律の様子



ちなみに、これは前半と後半の間、
10分間の間に調律をしている様子です!
現代と違ってピアノの調律もすぐにズレてしまうんです。なのでこまめな調律が必要なんですね!維持をするのは大変そうです‥

ショパンコンクール

祝!2位・4位

ショパンコンクール。
終わってしまって大きな寂しさがありますが、次から次へと渾身の演奏を聞かせていただいて、本当に贅沢な幸せな時間を過ごすことが出来ました。
そして、反田さんは内田光子さんぶりの2位受賞、小林さんも4位と、本当に素晴らしい結果で、とても嬉しい!
何だかお恥ずかしいというか痴がましいですが、母校の方の活躍はより一層嬉しいです。

こうしてクラシックを聴いていると、やっぱりピアノは良いな〜クラシック好きだなぁ〜、と思います。音や和声を聴いていて・弾いているビリビリくるような興奮。クラシックをしていて良かったと思います。
そして生徒の皆さんにも、沢山良い演奏を聴いてもらって、沢山の曲を知ってもらって、ぜひクラシックを好きになってもらいたいです。
今からでも良いので、ぜひショパンコンクールを聴いてもらって、1つ2つと、ショパンの曲を知って欲しいなぁ。
ソロもコンチェルトも、違うよさがあって、本当に感動します。
今は、一位の方の演奏を色々聴いています、まだまだ暫くショパンコンクールの余韻で秋の夜長を楽しめそうです。



慌てない!焦らない!

冷静になれるように・・

おうちで上手に弾けていたのに、レッスンで上手く弾けない時って、ありますよね。そういう時って頭に血が上って、カーッとしてしまうので、より弾けなくなる・・という恐怖のループに陥ります。
一度落ち着いてクールダウン出来ると良いと思うのですが、なかなか簡単に切り替えられず、悔しい気持ちが積もって自暴自棄演奏になってしまいやすい。
練習してきた演奏や、楽器に向き合った時間は、なんとなく分かるので、
安心して落ち着いて演奏して欲しいなぁ、と思います!

車の話

ピアノでなくても、車の運転も1つミスするとパニックになってしまいます!
最近はさすがになくなりましたが、ペーパードライバーの頃は駐車するのに、どっちに切り返せば良いのか分からず、フリーズしてしまう事も多々。
知らない人に、誘導してもらって危機を脱した事も一度や二度ではありません!
困っていた時に色んな方に助けてもらったので、自分も知らない人が困っていたら優しく助けよう!と思っていたのに、先日、若葉マークをつけた車が、花壇に激しく乗り上げていて(なぜ?)
その場にいた私に『この後、どうしたら良いでしょうか?』と助けを求めてきたのですが、どう転んでも車体に傷がつくであろうシュチュエーションを前にしてろくなアドバイスも出来ず・・何の役にも立てませんでした。
ああいう時って、何が正解何だろう。

強弱をつけよう!

フォルテとピアノをハッキリつけよう

楽譜には、強弱記号が事細かに書かれています。見落としがちですが、とても大切なのでしっかり確認して、しっかり弾き分けて欲しいところです。

ピアノの正式名称

ピアノの正式名称が『ピアノフォルテ』『フォルテピアノ』というのはご存知でしたか。
◆フォルテピアノ

ピアノフォルテ(〈イタリア〉pianoforte)

楽器のピアノの本来の呼び名。弱い音(ピアノ)も強い音(フォルテ)も自在に出せるところから。フォルテピアノ

いつの間にかピアノのみに簡略化されてしまったのですが、大きな音や小さな音が演奏で出せるようになった事は、当時の時代の演奏者や作曲家からしてみれば革新的な事だったのです。
だからこそ、作曲家自身が書いたフォルテやピアノは大切に忠実に演奏しなければいけないですね。

私は、今、ショパンコンクールのファイナルのピアコンを聴きながらブログを書いています・・!オーケストラとピアニストの掛け合い、音楽が絡み合い、そしてショパンの美しい旋律。今日(昨夜?)は、全員1番のコンチェルトでしたが、オケパートからのピアノの出だしの旋律は、美しくて震えますよね。
夜中は起きていられず、今、アーカイブで演奏を聴いていますが、結果が出る前に、全部演奏を聴いておきたい。これは、至福の時間。