指づかい、考えよう!

指使い、軽視されがちですが・正しく効率の良い指使いで弾くと、とってもやりやすくなりますよ!

弾きにくい箇所には必ず指使いが書いてあり、考え抜かれた楽譜にはベストなものが書かれています。

例えば♪ドドドド・・のような音の連打が、4321と書かれているのは、素早く弾ける・コントロールが良くなりテンポの調整が取れるようになる、など弾きやすさ・美しさ共にベストの指運法ですし (生徒さんからは、よく『なぜ?』と聞かれますが!)

フレーズの終わり、♪レードのようなところが、あえて1−2と書かれていたら・・指の構造だけで自然と強弱>がつき、フレーズが作られます。

書かれている指使いを見ると、なるほど〜と思うことが大変多く、作曲者や編曲した方・校訂した方達の意図や、奏者への思いを感じます。

ですので、音を読むことと並行して指遣いにも気を配りながら、譜読みを行って欲しいと思っています。

稀に、弾く度に指遣いが定まらない生徒さんがいるのですが、
指遣いは漢字の書き順と同じように、美しく書きやすく・美しく弾きやすくするためのツールですので、指遣いを常に統一することでミスタッチも減らすことが出来て、弾きやすくなって、キレイに弾けるようになり、まさに一石二鳥!いや、三鳥!
考える事や統一するのは最初は手間ですが、結果的に差が出てくるので、いかに弾きやすくシンプルに動かせるか・一緒に考えていきましょう!