ショパン『雨だれ』

高校生の生徒さん

今日は高校生の生徒さんが久しぶりにレッスンに来てくれました!
小学校の4年生ごろからのお付き合いなので、かれこれ8年くらい。
こうして連絡をくれる事が本当に嬉しく・また有難い気持ちです。
今日はとても素敵なショパンの雨だれを聞かせてくれました。
学校が落ち着いたり、曲が1つ完成したタイミングで連絡をくださる方もいます。定期的に『教室に行く』というノルマがなくても、ピアノを弾き続けているというのは本当に素晴らしい事だな、ピアノが好きなんだな、と、とても嬉しい気持ちになります。

24の前奏曲

ショパンの雨だれは、24の前奏曲の中の1曲です。この24の前奏曲はジョルジュサンドとの愛の逃避行『マヨルカ島』で書かれた作品です。
愛の逃避行とも言われロマンチックな印象のマヨルカ島でのジョルジュとショパンですが、実態はショパン自身の病状もどんどん悪化し、マヨルカ島では思い通りの暮らしが出来ずと、散々な暮らしであったそうです。
そんな中でもマヨルカ島で書かれた作品は数多く、中でも24の前奏曲は、24の調性を全調使い、調の魅力を最大限に引き出した傑作です。
雨だれは、第15番。変二長調です。