ドヴォルザーク『新世界』

【新世界】

最近、生徒さんから『新世界を弾きたい!』と言われたので、改めて新世界を聞いています。日本では【ベートーヴェン:運命】【シューベルト:未完成】と共に3大交響曲と呼ばれるほど有名な楽曲です。
皆さんも、2楽章は4楽章は一度は耳にしたことがあると思います。生徒さんが弾きたい!と言っていたのは4楽章。ジョーズに似ている、あの曲です。

新世界はアメリカ

ドヴォルザークにとっての新世界はアメリカを指します。1980年代にドヴォルジャークはアメリカの音楽院で院長をしていたのです。
□ドヴォルジャークは1841年生〜1904年没
思いの外、最近の作曲者ですね。現代的な響きも多く、ドラマティックで聴きやすいので、全楽章聴くと1時間ほどの大曲ですが、あっという間に聴けてしまいました!クラシックについては何も分からない私の主人が3楽章を聴いている時に『ちょっとディズニーっぽいよね』と言ったので、気になって調べてみたら、□ウォルトディズニーは1901年生まれ
新世界はアメリカの曲調も多様しているし、似ているというのは、あながち間違っていない感想ですね。
そして、宮澤賢治も作中にドボルザークが登場するほど、ドボルザークを好んで聴いていたそう。
□宮澤賢治は1896年生まれ
みんな重なる時代に生きていました。別のジャンルだと違う時間軸で考えてしまいますが、こうして繋がりに思いを馳せると楽しいな、とウキウキしました!

宮澤賢治

そうして考えると、宮澤賢治は新譜のような状態でドボルザークを聞いていた、という事になります。当時の日本で外国の新譜を聴くって・・かなり最先端だったんだな、と驚き。