桐朋恩師A先生との思ひ出

楽しんで!

発表会まで一週間を切って、続々とラストレッスンを終える生徒さんたち。
最後のレッスンは、あまり混乱をしないようになるべく多くは言わず・少し丁寧に練習のやり方を確認したり、テンポを整えたりと、演奏や心が崩れず安定出来るように心がけています。
そして、あとは『当日楽しみにしているね!楽しんで!』とお見送り。
コンクールや試験ではなく、点数がつかない発表会は、好きな曲を好きなように楽しく演奏してほしい、という気持ちがあります。
『楽しむ』って、とっても難しい事だけど、シャンテの皆さんは本当にしっかり音楽に向き合っているので、きっと楽しむだけの余裕が出来ていると思います!

阿部先生との思い出


私の桐朋学園(高校から大学まで7年間)時代の恩師、阿部先生との思い出は盛り沢山ですが、自分が教えるという立場になって生徒さんを本番に送り出す前に必ず思い出す言葉があります。(阿部先生は必ず本番直前にレッスンを入れてくださるのですが)

『あと、18時間も練習できる!よかったわね!』(時間はスケジュールにより変動します、これは試験の18時間前にレッスンがあった時の例)

と、おっしゃってギリギリまで課題をくださいます!
汗と涙を流しながら食らいついてwその様はスポ根のような青春そのものですが、そんな日々も今思い出すと本当に楽しかったな、と思います。音高生・音大生ならでは、ですね。

阿部イズム

すっかり、阿部イズムが根付いている私ですが、やっぱり発表会は根底に楽しむことを忘れないでほしい!と願っていますので、あまり多くは言わず..の予定です(笑)緊張をしている生徒さんも沢山いらっしゃると思うのですが、練習してきた事に自信を持って、当日を迎えてほしいです。