肩甲骨を使うと、上手に演奏できる?

最近、肩甲骨を有効に使っていただくべく・レッスン中にキャッチボールを取り入れています。
しかも真剣バージョンの野球振りかぶりポーズで(笑)

ブタちゃんボールは、ゴムボールではないので、投げるのにピッタリ。
小さいお子さまは、キャッチボールで。
大きな生徒さんは、ソファーに向かって本気で投げて・とお願いしています(笑)

ボールを遠くに投げようと思ったら、絶対に肩甲骨を使って投げますよね。
皆さん、ボールを投げるときは比較的上手に肩甲骨を使えているように思えます。
ピアノは指先に意識が集中してしまうので、体が力んでしまう事が多いのですが、良い音を出すことも、音のサイズを調整する事も、大きなフレーズを作る事も、疲れにくくする事も、肩甲骨や背中を自由に使えるようになる事が、
解決策への近道なのです。
という事で・・、ピアノの演奏時、常に肩甲骨や背中を意識して欲しい!!

レッスンの時に『手首を動かして!』と言うことがあります。
小さなフレーズの時など、手首の回転としなやかさはとても大切ですし、
まず一番手前にある手首なので、分かりやすく手首の脱力の話をします。
が、手首の元を辿っていくと・・

  • 手首
  • 上腕
  • 肩甲骨
  • 背中

と繋がって行きます。

『手首』とは、上半身が連動した動きの中の最終ポイントだという事です。

よく恩師は、水泳のクロールをするように・・とか、
体の動かし方を教えてくださるコーチのような方は、羽を動かすように・・
と言っていました。
口頭で説明しても、いまいち伝わらないことも、実際の生活の中で使う動きから応用していけば、理解に繋がる・・という事ですよね!
先ずは体で理解して、頭でも噛み砕けるようなお手伝いが出来たら良いな、と考えています♪

今は、少し落ち着いた時期なので、基礎に立ち戻りチェルニーやバッハを使いながら体の使い方を確認しています。
体を使いこなすのは簡単な事ではありませんが、ぜひ上手に使って演奏できると良いですね
肩甲骨を柔らかく・自由に!