演奏会〜ウィーンの街角から

村井先生のコンサート

先日、YouTubeでもお世話になっている
村井頌子先生のコンサートに行ってきました!
先生は古典舞踏だけではなく、古典時代の楽器(チェンバロやピアノフォルテなど)のプロフェッショナルでもあります。
現代の楽器と見た目は同じように見えますが、構造はもちろん、音の出し方やニュアンス。演奏の仕方は全然違います。

バロック楽器で室内楽

そして今回は室内楽コンサート。ということで村井先生だけではなく、バロックヴァイオリンとヴィオラの演奏家の方も一緒でした。
ヴァイオリンも(ピアノ以上に作りが簡単にも関わらず)現代のヴァイオリンや弓と作りや弦の材質も違うため、同じように見えて、全然違います。

今回のコンサートで使用されていた楽器がこちら!

ピアノ

ピアノは
pleyel プレイエル社 1840年 パリ制作のもの。鍵盤の数は80鍵!ヘルツは430hzです。

ヴァイオリン


3人の作曲家の時代に合わせて3種類
Mozart楽曲→Baroque style violin
Hummel楽曲→Classical style viola
Schubert楽曲→Romantic style violin

弦は全て生のガット弦を使用していました。

音の響きが本当に柔らかく優しくてとても癒されます。
演奏者のお二人の技術はもちろんですが!
“当時の楽器で演奏している”ということが本当に大きいです。

私達が今、使っている楽器や素材はどんどん演奏しやすく、また表現の幅を広げられらように進化して改善されている楽器達です。

ただ、演奏している曲は数百年も昔の曲が多いクラシック音楽。

作曲家達が生きて、実際に演奏していた時代の楽器の音色でその曲を聴くということは、タイムスリップしてその時代を覗いているような気持ちになります。

当時の曲を演奏する上で、古典楽器の響きや構造を知っているのと知らないのとでは大きな違いがあるような気がします。

古典楽器を生で聴く機会は決して多くはないと思います。
また、このような機会があったらぜひ!
足を運んでみてください^ ^

調律の様子



ちなみに、これは前半と後半の間、
10分間の間に調律をしている様子です!
現代と違ってピアノの調律もすぐにズレてしまうんです。なのでこまめな調律が必要なんですね!維持をするのは大変そうです‥

村井先生のフラメンコを見にいきました

旭区サンハートへ

今日は村井頌子先生のフラメンコを観劇させていただくために、旭区二俣川のサンハートまで行ってきました。本場スペインでも見たことがあるフラメンコですが、村井先生の出演する舞台は大人数という事もあり、とても迫力がありました。フラメンコのリズムと、ステップと歌声がお腹の底に響いてくる感じ。
先生の踊りは手首の返しが本当に美しく、タメとトメがピッと決まっていて、素敵だった〜!そして他の出演者の皆様も大変生き生きと、とても素敵でした。
お教室の発表会なので趣味の方もいらっしゃると思うのですが、皆さんプロのよう!いいなぁ、やってみたい。情熱の国、スペイン!本当に大好きです。

ギロックのフラメンコ

大好きな曲の1つにギロックのフラメンコがあり、先日のコンクールでもYくんが演奏しました。Yくんのフラメンコは、艶やかでとても雰囲気のあるフラメンコでした。フラメンコの足を踏み込むタイミングで重さをつけるのが難しく、演奏で意識を持ってくるポイントの1つです。それこそ今日見て感じた踏み込みと止めのリズムをきちんと表現できれば、よりフラメンコらしいフラメンコになると思うのです。
ギロックの良いところは、そこに重さが出やすいような音を置いてくれているところ。ダンスのイメージや情景が浮かぶように最大限にアシストしてくれています。子供達の想像を掻き立ててくれるところも魅力的です。