フォーレ『ドリー』②

『ドリーの庭』

今日はAちゃんと『ドリーの庭』の合わせをしました。
この曲は『Theフランス作品』という感じ。和声の響きと転調が美しい曲です。
先日のKちゃんとAちゃんは、どちらも中学生。どちらにも「ドリーの中から好きなモノを選んでいいよ!」と言ったところ、Aちゃんはドリーの庭、Kちゃんはスペインの踊りを選曲してきてくれました。
私としては、どちらも「そう来たか!」という感じ。ドリーの庭の複雑な美しさとスペインの踊りの華やかでアンサンブルが楽しい感じ、私が6曲の中で好きな2曲を選んでくれたことにビックリしています。

『ドリー』

フォーレ作曲の『ドリー』は、後にドビュッシーの妻となるエンマバルダックの娘エレーヌ(通称ドリー)の誕生日のお祝いに書かれた作品を中心に構成されています。フォーレはドビュッシーの弟子なのですが、フォーレとエンマバルダックの間にも色々なロマンスがあったようです。音楽家たちの色恋はとてもアパショナート。そんな作品に触れるにあたっては、私たちも情熱とロマンチックさとナルシストな一面を持って演奏しなければいけない・・と思います。
恥ずかしがらずに・・パッション!!(笑)