手首や体を自由に使う②

腕を自由に使うために

腕をたっぷり使うべく、【ドンジャンケンポン】のような、押し合いっこをします。下半身に力を入れて、『思いっきりドン!』と手と手を合わせてタックル!
みんな思いの外強い力で体いっぱい、ぶつかってきてくれます。
指で鍵盤を叩くのではなく、腕や肩から力を使って、瞬間的にグッと力をいれる。これをすると、とても良い音をフォルテを弾くようになるので、驚きです。
(お姉さんたちには『崖から人を突き飛ばすイメージ』という教育的ではない、恐ろしい例えをしたりしますが、意外と苦笑しながらも良い音を出してくれたりします。)


叩かないで!

大きな音で、というと鍵盤を引っ叩きがち。
それは音としても汚いし、そういう叩く音は意外と響かないので、ホールなどで弾くと音が散りがちです。
上手に体を使って、質の良い大きな音が出せるようになりたいですね。

こうして、実際に体を使ってゲームのようにレッスンするのは、低学年くらいまでの生徒さんが多いですが、小1メンズくらいになると力が強すぎて『ひえ〜、勘弁してくれ〜!』という気持ちになります(笑)
とはいえ、全力で体を使ってもらわないと意味がないので、全力でタックルを受け止めています!
意外と体力勝負でハードな面が多い、ピアノの先生です。