継続は力なり、です

継続して何かをするって難しいですよね。
私も、前回の緊急事態宣言のタイミングまでは、ホットヨガに一所懸命約2年程通っていたのですが、上のタイミングで退会してしまい( ;∀;)

当時は、だいぶ身体も柔らかくなって、色々ポーズも出来ていたのですが、
退会して半年以上経つと、すっかりと硬くなってしまってきて・・
継続してトレーニングするって大事だなぁ、と思っているところです。
一人でコツコツYouTubeを見て運動はしていたのですが、やっぱり、先生がいたり、仲間がいたり、ジムにちゃんと通う・というのも頑張るモチベーションになりますね( ;∀;)
もうすぐ春なので、新しく趣味を見つけたいところです。

レッスンの中でも、なるべく日々練習が出来るように、その生徒さんに良さそうな方法を考えたり、練習出来そうな宿題を出したり・と其々に合ったやり方を、提案するようにしています。
とある小学校低学年の生徒さんは、譜読みがかなりのスピードで出来てしまうという、素晴らしい技術をお持ちなのですが(本当にスゴイです!)
出来てしまうからこそ、どうしても細かい練習の前に完成した!と思ってしまいがちな様子。
譜読みが出来たあと、煮込んだり・寝かしたり・隠し味を加えて、より良い演奏になっていくので、もう一手間加えて欲しいところ。

・右のメロディーを歌う
・歌に合わせて、左を弾く
・リズム練習をする
・メトロノームを使う・・etc

これを、ゲームのように挑戦してグラフにしてきてもらう、というちょっとメンドクサイ(笑)ノルマをお願いしてみたところ、とても楽しんで練習に取り組んでくださいました!

楽しく練習に取り組めるよう、協力してくださったお母さまにも感謝です。

色々、楽しみながら日々練習を継続出来たら良いですね!

英語でのレッスンを目標に…

約一年前から英語の勉強を始めました。

ここ数年、日本国籍ではない生徒さんのレッスンをしてほしい。という依頼が何件かあったからです。

もちろんこちらは『英語は話せないしカタコトも怪しいですが大丈夫ですか?』と事前に確認してからお引き受けするのですが、

これが何とも、もどかしい…

こちらは何とか伝えようと身振り手振り、片手に辞書を持ちながらレッスンします。

生徒さんもまた、一生懸命理解してくれようとしてくれるだけでなく、一生懸命練習してそれに応えてくださります。

だからこそ…

もっと、もどかしい、、、

このままではいけない!と思い苦手意識のあった英語の勉強を始めました。

毎日、フィリピンの先生とSkypeでお話ししています。

ここ一年で、かなりフィリピン事情に詳しくなりました。

ただ、、この一年、英語に悪戦苦闘している私より、

生徒さんの日本語が上達するスピードのが圧倒的に早い、、、

…でも!

いつか流暢な英語でレッスンをできる日を目標に頑張りたいと思います。

THEピアノ曲を弾いてない


生徒さんと生徒さんのお母さんとお話している中で、マイルストーン(参照
ピアノ曲のマイルストーンについて)を弾くタイミングがないですね!・という話になりました。
マイルストーン的曲は、自分にもご家族にも目安になるし、大人になった時に『トルコ行進曲は弾きました!』と言うことが出来て、自信にもなると思うので適切なタイミングで練習してもらおうと思っているのですが、
発表会以外に、コンクールや試験などが加わると、こなす曲とやらなければいけない曲が多く、メジャーなマイルストーン曲を弾くタイミングがないんです!

実際に自分の勉強した曲を振り返ってみても、
エリーゼのためにも、トルコ行進曲も、乙女の祈りもやってない・・
うちの家族の希望は『有名な曲を弾けるようになって欲しい』だったので、さぞ聴きたかった事でしょう・・。
ちなみに幻想即興曲は高校受験が終わって、余裕があるタイミングでチャレンジしました。
母が、どうしても弾いて欲しい!という曲だったので、とても喜んでくれ、
私も嬉しかった思い出があります。

ピアノは曲数が本当に多く、やらなければいけない曲も多く、
なかなか大変ではありますが、素敵な曲は本当に沢山あります。

今、皆さんが弾いたら素敵だな、と思う曲を探しているのですが、
メンデルスゾーンの無言歌が本当にイイ!・と思っているし、
ショパンの即興曲も幻想即興曲以外にも凄く好きな曲があるし、フォーレのノクターンやドビュッシーのピアノのために・・、などなどオススメの曲がたくさんあります。

まずは、自分で沢山の曲を聴いてみて、ぜひ好きな曲をいっぱい作って、
自分にとってのマイルストーンを作ってください。
聴き慣れた曲は譜読みもスムーズになるし、良い演奏を沢山聴くことは、
五感を研ぎ澄ませてくれると思います。

私は、ショパンのスケルツォ4番が鳥肌が立つほど好きで、チャレンジした時は本当に感動しました。

それでもやっぱり、トルコ行進曲もキラキラ星変奏曲もエリーゼのためにも弾いてみたいと思うので、良いタイミングで一緒に練習しましょうね。

やりたい!という気持ちが一番のエネルギーです。

ラン・ランのエリーゼのためには、目から鱗
https://www.youtube.com/watch?v=G7juCl_fXfk
※全部は聞けませんが、雰囲気だけでも!
こんな風に弾けたら、うっとり・・エリーゼってすごく美しい女性だったんだな、と想像力が掻き立てられます( ;∀;)


ヴァイオリンのサイズって?

とっても小さい、可愛らしいサイズのヴァイオリンを見たことがありませんか?

体の小さいお子さんが、可愛らしいサイズのヴァイオリンを弾いているのを一度は目にしたことがあると思います。

弦楽器は楽器の中でも珍しく、体のサイズに合わせて楽器のサイズも変えていきます。

私たち大人が使用するヴァイオリンを小さいお子さんが扱うには大きすぎるため、
ヴァイオリンにはいくつかサイズが作られているんです。

大人用の通常4/4をフルサイズ、子供用のバイオリンは成長に合わせて、

3/4・1/2・1/4・1/8・1/10・1/16という身長に適したサイズが作られています!

一番小さいものは 1/32 サイズも!
(これはほとんど使う人がいないので私も見たことないですが)

分数ヴァイオリンのサイズはお子様の身長である程度のサイズを決める事ができますが、
やはり、実際に持ってみるのが一番だと思います。

私たちの教室ではお世話になっている楽器店さんから分数楽器のお試し用楽器をお借りしています。

いつでも、実際に手にしてみることが可能です。
楽器店さんにはいつも感謝、感謝です。

ぜひ、この可愛らしい楽器を見に来てみてください!

肩甲骨を使うと、上手に演奏できる?

最近、肩甲骨を有効に使っていただくべく・レッスン中にキャッチボールを取り入れています。
しかも真剣バージョンの野球振りかぶりポーズで(笑)

ブタちゃんボールは、ゴムボールではないので、投げるのにピッタリ。
小さいお子さまは、キャッチボールで。
大きな生徒さんは、ソファーに向かって本気で投げて・とお願いしています(笑)

ボールを遠くに投げようと思ったら、絶対に肩甲骨を使って投げますよね。
皆さん、ボールを投げるときは比較的上手に肩甲骨を使えているように思えます。
ピアノは指先に意識が集中してしまうので、体が力んでしまう事が多いのですが、良い音を出すことも、音のサイズを調整する事も、大きなフレーズを作る事も、疲れにくくする事も、肩甲骨や背中を自由に使えるようになる事が、
解決策への近道なのです。
という事で・・、ピアノの演奏時、常に肩甲骨や背中を意識して欲しい!!

レッスンの時に『手首を動かして!』と言うことがあります。
小さなフレーズの時など、手首の回転としなやかさはとても大切ですし、
まず一番手前にある手首なので、分かりやすく手首の脱力の話をします。
が、手首の元を辿っていくと・・

  • 手首
  • 上腕
  • 肩甲骨
  • 背中

と繋がって行きます。

『手首』とは、上半身が連動した動きの中の最終ポイントだという事です。

よく恩師は、水泳のクロールをするように・・とか、
体の動かし方を教えてくださるコーチのような方は、羽を動かすように・・
と言っていました。
口頭で説明しても、いまいち伝わらないことも、実際の生活の中で使う動きから応用していけば、理解に繋がる・・という事ですよね!
先ずは体で理解して、頭でも噛み砕けるようなお手伝いが出来たら良いな、と考えています♪

今は、少し落ち着いた時期なので、基礎に立ち戻りチェルニーやバッハを使いながら体の使い方を確認しています。
体を使いこなすのは簡単な事ではありませんが、ぜひ上手に使って演奏できると良いですね
肩甲骨を柔らかく・自由に!

楽譜もデジタルの時代へ!

2020年、デジタル楽譜を導入しました。

昨年、とあるコンサートでストリングスメンバー4人の中で私一人だけ
楽譜が『紙』
というシチュエーションがありました。

もちろん、楽器隊の中にはまだ『紙』の楽譜の方もいましたし、
今までは『紙』が当たり前だったのだから、問題はありません。

ただ、デジタルの楽譜を使っている彼女たちのスマートさといったら!

見た目のスマートさはもちろん、
バサバサと紙をめくる慌ただしさもなく、
譜めくりをどのタイミングでするか。という煩わしさもない。

書き込みに必要な複数の鉛筆や色ペンを持ち歩く手間もなければ、
お互いの情報を共有するのもワンタッチ。

こんなに魅力的で便利なものはありません。

まだまだ、機械を信じきれない自分と、慣れない動作の連続に
使いこなすには時間がかかりそうですが。

デジタルな時代に対応していけるよう挑戦していこうと思います!

ファミリーアンサンブル

昨日の地震は大きかったですね・・、皆様、大丈夫だったでしょうか。
主人の親戚が相馬なので、福島と聞くと気が気ではありません。
今回は大丈夫そうだったようなので、ほっとしましたが・・
改めてきちんと連絡のツールを整え確認しなくちゃな、と感じた夜でした。

**
2月28日にアンサンブル会を予定しています。
撮影ベースで行う予定なのですが、初の試みで緊張しています。

6月末のホールでの発表会は真剣モードですが、今回はぜひ気軽な気持ちで参加していただきたいです♪

兄弟同士の早めの時期から合わせの練習をしていますが、
親子での連弾は2、3週間前だった先週あたりから合わせのレッスンをスタートしています。

お父さんやお母さんと弾いている時の生徒さんは、なんだかとても楽しそう!
今日レッスンに来ていただいた、Kくんはお父さんとお母さんとのトリオに挑戦です。
弱冠年中さんにして、お母さんとお父さんを引き連れて?の演奏。
なんだかとても贅沢ですね!
今日はお父さんも一緒で、とても楽しそうにレッスン室に入ってきたのが印象的でした。

私が、最初にご指導いただいた大宮先生の発表会でも家族でトリオを演奏しているご家族がおり・・ずっと素敵だと思っていたので、今回実現できてとても嬉しいです!
ちなみに、親子連弾も大宮先生の発表会で、行われていました。本当に楽しい発表会だったので、今自分が発表会をする時に大きな指標になっています(^○^)

大人と子供との連弾の場合、音のバランスなど難しい面もありますが、
音の問題は少し大きくなれば直に解決できる事。

ぴったりと合わせることも、やっているうちに習得できる事。

今は、家族で協力し演奏する共同作業の楽しみをぜひ感じていただけたら・と思います。
お子さまは、どんどんと上達してしまうので、あっという間に『もう、一緒に弾きたくない〜汗汗(親御さんの方がね!)』と、くらいに進歩してしまいます。
小さいうちがチャンスですよ〜!笑

あまり楽器のご経験がないお母さまやお父さまでも、最初の頃の伴奏だったらゼロからトライできると思いますので、ぜひ一緒に練習してみて下さいね♪
レッスンしますよ〜ʕ•ᴥ•ʔ

バレンタインチョコレート頂きました♪
グルテンフリーのクッキー!いつも素敵なプレゼントをありがとう!

音高入試とは

2月は中学入試や高校入試の季節ですね。
既に入試を終えた生徒さん・これから入試の生徒さん。
そして、今週から新学年になり、新6年生になった生徒さん。

みんな、がんばれ!!

もう過去の事になりますが、入試って本当に大変でしたよね・・
誰しも逃げられない入学試験。その時はそれが全てで、もう逃げ道が全くない気がして、胃が痛くて、苦しかったなぁ・・

私の場合、高校大学は一貫教育というシステムなので、高校の入試がとてもハードでした。よく音高の入試について聞かれますが、母校の高校の入試課題は・・

・実技
・ソルフェージュ
・楽典
・一般科目

上の4つが入試の科目です。

実技
実技はモチロン、楽器の演奏です。これが一番大切です。
私の時の課題は、ベートーヴェンソナタ(指定)・バッハ平均律(指定)・ロマン派(課題4曲から1曲を選択)の3曲。
秋(11月くらいだったかなぁ?)くらいに、課題曲が発表され、入試に向けて準備をします。

ソルフェージュ
先生の弾いた曲を楽譜に起こします。メロディーと和声と2科目あります。あとはその場で楽譜を見て歌うという、初見視唱もあります。

楽典
これは先日もブログに書いた、和声の度数や楽曲分析のようなものです。

一般科目
普通の国語や英語などの試験です。

ヴァイオリンやピアノ以外の楽器は、副科としてピアノの試験もあります。
これを、3〜4日に渡って試験を受けます。確かバレンタインの頃が入試だった気がするので、少し思い出して書いてみました!

振り返って思うと、あんなに必死になって・毎日受験の事だけを考えて胃を痛めて過ごした日々は、貴重だったなぁ、と思います。
今も胃を痛めることはありますが(笑)その事だけに夢中になれる事ってないですよね。
ですので、受験生の皆さん。
今は辛いと思いますが、夢中で頑張ったことがまず財産だと思います。
ガンバレ!!


立って弾くということ

ピアノとヴァイオリンの大きな違いは何でしょう?

そうです、座って弾くか・立って弾くかです!

やはり立って弾くというのは、何かと疲れるものです。
(もちろん座って弾くのが楽とは思っていませんが!)

特に小さいお子さんは、慣れない楽器を顎に挟んで持って、
さらにずっと立っていなければならないとなると大変です。

足がグラグラするし、重心が定まらないし、そもそもどこに立っていればいいのかわからない。

じっとしていられないのが普通です。

そんなとき、このように立ち位置をハッキリさせてあげると、とても伝わりやすいです!↓

私の師匠から伝授されたこの立ち方シートですが

この写真のものは布をちょっと縫って、足型に切ったフェルトをテープで貼っただけの、裁縫が全然できない私が簡単に作ったものです。

お母様方が作っているものは、もっと可愛くてしっかりしているものばかりなので、ちょっとお恥ずかしいですが、、、笑

このように、足の方向と幅を示してあると、
足のマークのところに立ってごらん!というとみんな素直に立ってくれます♪

立ち方は姿勢やフォームに関わってくるので、単純そうに見えて非常に大事なことです。

一番最初だからこそ、ここがきちんとしていないと
今後の弓の動かし方、腕の動かし方、弦の押さえ方、そして音色!
に影響してしまうものなんだなぁと、つくづく考えさせられる日々です。

意外と、あるとないとでは全然違う!そんな立ち方シートの紹介でした。

やってみよう!ヴァイオリン伴奏

昨年は、チェロとのアンサンブルでしたが・今年はヴァイオリンの伴奏にチャレンジです!
チェロを入れたピアノトリオでは、ピアノにも沢山見せ場のある編曲の作品を選ぶようにして、主役の交代を楽しんでいただきました。

今回は、ちゃんと伴奏!(笑)
楽しみながら、和音を感じられる楽曲を選び、お渡ししました(譜読み、大変だったと思います!)

和音・と一括りで言っても、
トニック(安定、緩和)、ドミナント(緊張)、サブドミナント(彩りを含んだ淡い緊張)と、三種類あります。
これを組み合わせ、発展させながら、音楽は構成されていくのです。
和音の種類によって、音楽の表現が変わっていくので、
和音の種類の理解は、演奏する上でとても大切です。

例えば・フレーズの終わりは、ほぼ100%ドミナント→トニックで終わります。○緊張から→緩和へ
サブドミナント →トニックはアーメン終止という名前がついており、
祈りの、『アーメン』の響きです。

実はある程度決められたルールの中で音楽は作られているので、音の進行も学問として理解すると、ある程度流れを予測する事ができるので、楽しいですよ!


アーメン終止は、ブルグミュラーのアヴェマリアなど、子供用の教則本でも使われており、その他の曲でも度々登場します。
アヴェマリアや祈りの曲にとって、アーメン終始は必須なのでしょうね♪

その祈りの和音であるアーメン終止をゴリゴリと叩いて弾いてしまっては、全然雰囲気が変わってしまいます。ルールを知っていれば、曲の演奏理解が深まるのです。

(その他も偽終止という終止形や様々な進化した和声があり、ここでくる〜?!というタイミングで入ってくるので、ゾクゾクします笑

これは音楽理論という、音楽の学問の1つです。
音高の入試科目になっています!


ちなみにヴァイオリンは旋律楽器なので、和音は演奏しない(出来ない?)と思うのですが・・、重音だったり、伴奏譜を見ると、しっかり和声について感じることが出来ると思います!

少しづつ、このような事も皆さんにも知ったり感じたりしながら、活用して欲しいので、レッスンの中でも掻い摘んで説明しています。
Ⅰ・Ⅴ・Ⅳ・(Ⅵ)の和声だけでも覚えると、演奏に深みが出るので、本当にオススメです!

高校生の、Mちゃん。学校の授業でかなり本格的な楽曲分析をし、音楽理論に基づいた作曲をしなければいけないそう・・
急ピッチでベートヴェンソナタで分析の勉強をしています( ;∀;)

このように急に必要になる事もあるかもしれないので(笑)
姉妹二人で新しいプロジェクトを思案中。良いご報告が出来ますように!