やってみよう!ヴァイオリン伴奏

昨年は、チェロとのアンサンブルでしたが・今年はヴァイオリンの伴奏にチャレンジです!
チェロを入れたピアノトリオでは、ピアノにも沢山見せ場のある編曲の作品を選ぶようにして、主役の交代を楽しんでいただきました。

今回は、ちゃんと伴奏!(笑)
楽しみながら、和音を感じられる楽曲を選び、お渡ししました(譜読み、大変だったと思います!)

和音・と一括りで言っても、
トニック(安定、緩和)、ドミナント(緊張)、サブドミナント(彩りを含んだ淡い緊張)と、三種類あります。
これを組み合わせ、発展させながら、音楽は構成されていくのです。
和音の種類によって、音楽の表現が変わっていくので、
和音の種類の理解は、演奏する上でとても大切です。

例えば・フレーズの終わりは、ほぼ100%ドミナント→トニックで終わります。○緊張から→緩和へ
サブドミナント →トニックはアーメン終止という名前がついており、
祈りの、『アーメン』の響きです。

実はある程度決められたルールの中で音楽は作られているので、音の進行も学問として理解すると、ある程度流れを予測する事ができるので、楽しいですよ!


アーメン終止は、ブルグミュラーのアヴェマリアなど、子供用の教則本でも使われており、その他の曲でも度々登場します。
アヴェマリアや祈りの曲にとって、アーメン終始は必須なのでしょうね♪

その祈りの和音であるアーメン終止をゴリゴリと叩いて弾いてしまっては、全然雰囲気が変わってしまいます。ルールを知っていれば、曲の演奏理解が深まるのです。

(その他も偽終止という終止形や様々な進化した和声があり、ここでくる〜?!というタイミングで入ってくるので、ゾクゾクします笑

これは音楽理論という、音楽の学問の1つです。
音高の入試科目になっています!


ちなみにヴァイオリンは旋律楽器なので、和音は演奏しない(出来ない?)と思うのですが・・、重音だったり、伴奏譜を見ると、しっかり和声について感じることが出来ると思います!

少しづつ、このような事も皆さんにも知ったり感じたりしながら、活用して欲しいので、レッスンの中でも掻い摘んで説明しています。
Ⅰ・Ⅴ・Ⅳ・(Ⅵ)の和声だけでも覚えると、演奏に深みが出るので、本当にオススメです!

高校生の、Mちゃん。学校の授業でかなり本格的な楽曲分析をし、音楽理論に基づいた作曲をしなければいけないそう・・
急ピッチでベートヴェンソナタで分析の勉強をしています( ;∀;)

このように急に必要になる事もあるかもしれないので(笑)
姉妹二人で新しいプロジェクトを思案中。良いご報告が出来ますように!