調性を覚えるために、暗記しよう!

バーナム(緑)

先日、話をしているときに『何調には、なんの調子記号がついているか』が直ぐに分かった方が良いよね、という話になり、やっぱり覚えるしかないね….
という着地点に落ち着きました。
ただ、ハ長調、ト長調、ヘ長調あたりは、直ぐに覚えてしまうけど、それ以上は難しいしなぁ・と思っていたところ、良い教本を発見しました。

1オクターブのスケール+カデンツァ。どう覚えるか悩んでいたところ、生徒さんが丁度練習していて『これだ!』と!

生徒さんから見つかる

Yちゃんは、この練習曲をすっかり暗記していたので、『イ長調はなんでしょう?』とクイズ形式で音階を弾いてもらうことができました。
調性を指定されて音階を弾く…という形式は、桐朋の音楽教室や学内の試験でも行われています。Yちゃんは、あまり緊張感なく、楽しくゲームのようにスムーズに行う事ができましたが、負担にならない範囲で他の生徒さんにも取り入れていけたら良いな、と思います。
課題は、レッスンの中で見つかり・解決策もレッスンの中で見つかることが多いです。

短調は長調の3度下

長調の音階を覚えれば、短調は覚えたも同然。ハ長調とイ短調のように同じ調子記号を持つ短調と長調は平行調と呼び、平行調は3度(正確には短3度)の関係にあります。長調から短3度下が短調。短調から見たら短3度上が長調。
ドからラ『ドシラ(音が3つある)』という感じ。これ、簡単なんだけど難しいですよね。順を追ってやっていきましょう!