♪エストレリータ

Fis dur(嬰へ長調)

かな子から、『これ弾きたいから!』と渡されたので、今、『エストレリータ』という曲を練習しています。こちらはメキシコの作曲家、ポンセの作品です。
今演奏しているのは、ヴァイオリニストのハイフェッツ編。Fis durなので、“ファドソレラミ”にシャープが付いています。ミのシャープって何やねん!と思いますが、ミが半音上がると、白鍵のファの位置を演奏する事になります。このように、ミ♯とファのような名前が違うのに同じ音の事を異名同音と言います。
♯は黒鍵を弾くマークではなく、半音上がる記号なので、右隣に黒鍵がない、ミとシは隣の白鍵を弾く事になるので、要注意。

こういう時に、『だったら、ミ(ナチュラル)と書けばいいじゃん!』と言われるのですが、ヴァイオリンなどで弾く場合、ミ♯の方がピッチ方が高めに取るなど、捉え方の違う異名同音なのです。

『早めに言って!!』

エストレリータの伴奏は不思議な和音の連続で、独特の世界観があります。単旋律の人は『これ、やっといて!ちょっと合わせよう!』みたいなテンションで来るのですが、ピアノは和音があって複雑なんだから、そんなに簡単に言わないで!と必ず、イラっとする(笑)其々の楽器の奏者の特性あるあるです。(愚痴です笑)

N響アワー『ヴェルディ/レクイエム』

ファビオ・ルイージ

昨日のN響アワーは、ファビオ・ルイージがN響首席指揮者になった就任記念公演を放送していました!昨日は演奏していた楽曲はヴェルディのレクイエム。

レクイエムとは・・

レクイエムは、鎮魂歌とも言われますが、魂を鎮めるためではなく、亡くなった人の罪を軽減し、安らかに眠れるようにと神に祈るための楽曲になっています。

モーツァルト、ヴェルディ、フォーレのレクイエムが「三大レクイエム」と言われ、もっとも有名なレクイエムと言われています。

https://en-park.net/words/7516


突如始まる『怒りの日』は圧巻でした。オーケストラと合唱で、画面を通しても訴えてくる振動と圧がすごい。怒りの日の部分はとても有名なので、皆さんもご存知だと思います。私はまだまだ勉強が足りずなので、全体的にとても難しい曲のように感じた部分もあるのですが、魂に訴えてくるような超大作なので、本当に良い時間でした。次週もファビオ・ルイージが続きますので、お時間ある方はぜひ。

インタビュー

最後に少しついていたインタビュー動画もとっても面白かったです。スイスのご自宅での香水の調合のシーンはプロフェッショナルな雰囲気が垣間見れたし、オーケストラとの対話についてのお話も素敵でした。レパートリーの多さがご自身の魅力と語られていたので、これから沢山の演奏が日本で見られると思うと、楽しみですね。せっかく日本で生演奏が聴けるのだから、私も好きな楽曲の時には事前に勉強をして聴きに行きたいと思います。

チャイコフスキー『眠れる森の美女』

♪チャイコフスキー

『眠れる森の美女』といえばディズニーですが、白鳥の湖、くるみ割り人形、眠れる森の美女・チャイコフスキー3大オペラの1つでもあります。ディズニーのイメージの方が強い『眠れる森の美女』ですが、ディズニーのメロディーは、そのままチャイコフスキーの眠れる森の美女のワルツです。

♪ラフマニノフ『眠れる森の美女』

毎日毎日、編曲の話で恐縮ですが・ラフマニノフの編曲の眠れる森の美女、4手連弾は本当に素敵!元々の楽曲の素晴らしさに、ラフマニノフの魅力をプラスしてより素晴らしい作品になっているので、ぜひ!誰か一緒にやりませんか?(笑)
いつも個人技のピアニストですので、他人と演奏できる機会は本当に貴重だな、と思います。

ディズニーランドが好き

今日は所用があり千葉方面に行ったので、車からディズニーランドを眺めてきました。ディズニーランドが大好きなので、眺めるだけではフラストレーションが溜まって今は若干後悔。行きたくなりました。そんなディズニー愛もあり(?)ホールニューワールドなどの連弾をする時は、内心テンションが上がっています。伴奏で勝手に仕掛けて『ここの掛け合いは盛り上げようよ!!』と煽ったりして。生徒さんがノってくれるとついつい、自分の方が楽しんで演奏しています(笑)

編曲について②

昨日に引き続き、編曲

最近、こちらのブログでもお馴染み・岩室晶子さんも編曲家さんですが、編曲ってご存知ですか??

編曲(へんきょく、英語: arrangement)とは、旋律に和声とリズムを施し演奏することを可能な状態にすることである。クラシックにおいては、作曲者が同時に編曲を行うことがほとんどである。商用音楽では作曲者と編曲者が別の場合が多い。演奏形態の変更のために行うことをのみ編曲と言うのはクラシックの場合である[1]。したがって、商用音楽では作曲と編曲が同一人物である場合も「作曲・編曲」という表記でその旨を明示する場合が多い(クラシックでは「作曲」としか記されない)。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B7%A8%E6%9B%B2

皆さんが時々『弾きたい!』と持ってきてくれる、ポップスの曲もディズニーの曲も、ピアノで弾けるように・ピアノバージョンに編曲しています。なので、簡単にも難しくも編曲できるということですね!

オーケストラの曲も編曲されています

ちなみに時々。皆さんが演奏されているベートーヴェンの『トルコ行進曲』も編曲されているもの。この曲は『アテネの廃墟』という劇の中で登場する楽曲です。アントン・ルビンシュタインが編曲した難しいバージョンのトルコ行進曲もあります。

ラフマニノフやクライスラー も

ラフマニノフやクライスラー も名曲の編曲を行っています。
✔︎チャイコフスキー:眠れる森の美女
をラフマニノフが4手連弾に編曲したものは、とっても素敵です。
✔︎新世界:ドヴォルジャーク
こちらはクライスラー 編曲。加藤姉妹で何度も演奏していますが、ドラマティックでお気に入り。

編曲には要注意です

風邪に注意です

近頃、体感的にお風邪が増えているように感じます!昼間は夏のように暑く、朝晩は普しっかり涼しいく・・体調を崩すのも致し方ないように思ます。更に、運動会があったり合唱祭があったり行事も続くので、どうぞ皆さんあまりご無理をせずに。私も秋花粉でのアレルギーなのか、ハクション大魔王化しています。
アレルギーが出始め▶︎寝ている時に口呼吸▶︎喉ピリ
になるので、早く耳鼻科に行かなければ。初動のスピード感が大切ですよね。

クリスマス曲

『クリスマス会用にクリスマス曲を練習したい!』とご相談を受けました。
クリスマスって、早くない!?と思ったら、もう明日から10月でした!(一年が早すぎる・・)
さて、クリスマス曲というのは、ほぼ全ての楽譜が編曲されているものです。
例えば、ジングルベル1つとっても、子供用に簡単に編曲されているものもあればオシャレなジャズ風に編曲されているものもあるのです。編曲されている楽譜は必ず現物を見てから購入されることをお勧めします。まずは弾きたい曲が決まったら、楽譜を見たり調性を確認してください。最近では、ネットで楽譜を見たり、YouTubeでの演奏動画があるものもあります。

便利な、ぷりんと楽譜。ほしい時に、直ぐ探せます。

色々な国のドレミ

おぼえてみよう!

イタリア語ファ
日本
ドイツ語C
ツェー
D
デー
E
エー
F
エフ
G
ゲー
A
アー
H
ハー
C
ツェー
英語 CDEFGABC

まずは、『ドレミ』

レッスンで一番最初に触れる音名はイタリア語の、『ドレミ』その次は、教本に記載されていたり・学校でも使われる『ハニホ』を覚えるようにしています。
(ヴァイオリンの場合、開放弦がG線・D線・A線・E線なのでドイツ音名を先に覚えるようにしているそうです)

なぜ『ハ』と『C』なのか

なんで、イロハニホヘトじゃないの?というのは、皆さんとても気になるところだと思います。レッスンの中でもよく聞かれるのですが。

お話は楽譜のカタチが今の五線に落ち着く遥か昔まで遡ります。
舞台は11世紀頃の中世ヨーロッパ。

当時、普通の男性の出せる最低音は低いソの音だったと言います。
その最低音をγ(ガンマ=G)と呼びました。
そしてその1つ上のラの音から順番にABCと名前を付けていったのだそうです。

すると「γAB“C”DEF」となります。
Cの音が真ん中になるので、Cの音が合唱の際の基準音になったのだとか。

https://www.suganami.com/info/4040

・・・だそうです(分かる?)
その他も色々読んでみたところ、、ざっくりすぎますが。。
11世紀ごろ、グィード・ダレッツォが音の名前を整理したと言われている。
グィード・ダレッツォはキリスト教の聖職者。聖歌を歌うのは男性のみなので一般的に男性が歌える最低音からA B Cとつけていった。(当時の聖歌は私たちの知っている調性などはなく、とても不思議な感じです)そこから西洋音楽が発展していく中で、Cを基準としていく音楽に変化していったから・・

分かるようで、わからないけど。とにかく、A(イ)からじゃないから覚えてね!

プラネタリウムzoom会議

あっという間の会議時間

昨日は夜からzoom会議を行いました!試写を行うまで、暗闇の中で実際にどの程度の曲が演奏できるのか・どれくらいのライトならばOKなのかが分からず、曲の最終決定が出来ていなかったのです。

心配しすぎて、暗闇で練習したり、目を閉じてピアノを弾いたりなど不毛な行いをしていましたが(笑)これで一安心、練習に集中できます。

目を閉じて演奏する

全曲、目を閉じる必要は全くありませんが、練習の一環として目を閉じてもらうことはあります。これは指と指の幅や手の距離感を認識してほしいから。
大きく飛ぶところは目を閉じて演奏できませんが、肘と腕や手首の動かし方でも距離を感じることはできます。どうしても取れないところは、きちんとポイントを決めて目視するし、弾きにくいところは体の使い方も考えていきます。
楽譜を見ていると、手を見る余裕がないならば、暗譜を早めにしてしまう方が良い場合もあります。

というように、色々な策や練習方法がありますので、やたらめったらに練習せず最適なやり方を考えていきましょう!

都筑ふれあいの丘:馬酔木

馬酔木に行きました

先日、ちょっと元気つけたいね!という事で都筑ふれあいの丘にある、食べログ100名店『とんかつ馬酔木』に行ってきました!
都筑ふれあいの丘から5分ほど。高山にあります。え?ここに?というぐらい住宅街の中に突如現れるので、びっくりしてしまいます。もし家の隣に馬酔木があったら、毎日毎日匂いを嗅いで、拷問のような生活ですね(笑)
あまり行く事はないですが、主人が我が家に結婚の挨拶にきた時など(笑)
ここぞ!という時に行っています(主人は、その時ぶりに馬酔木に行ったので『初めて食べたくらい、前回の記憶がない・・』と言っていました)

やっぱりヒレ

そもそも、トンカツ自体を食べたのが久しぶりだったのですが、もうソースも何もいらない・・!というくらいお肉の味が濃くて美味しい。とても幸せな時間でした。ご馳走様でした・

本番の前に食べるもの

シャンテの発表会では、必ずお昼は縁起を担いでマイセンのカツサンド。夜は蕎麦を食べるようにしています。疲れや緊張が即胃腸に現れるので、発表会近辺ではお肉は食べたくなくなってしまうのですが、マイセンは外せません。皆さんにとって勝利フードはありますか?

調性を覚えるために、暗記しよう!

バーナム(緑)

先日、話をしているときに『何調には、なんの調子記号がついているか』が直ぐに分かった方が良いよね、という話になり、やっぱり覚えるしかないね….
という着地点に落ち着きました。
ただ、ハ長調、ト長調、ヘ長調あたりは、直ぐに覚えてしまうけど、それ以上は難しいしなぁ・と思っていたところ、良い教本を発見しました。

1オクターブのスケール+カデンツァ。どう覚えるか悩んでいたところ、生徒さんが丁度練習していて『これだ!』と!

生徒さんから見つかる

Yちゃんは、この練習曲をすっかり暗記していたので、『イ長調はなんでしょう?』とクイズ形式で音階を弾いてもらうことができました。
調性を指定されて音階を弾く…という形式は、桐朋の音楽教室や学内の試験でも行われています。Yちゃんは、あまり緊張感なく、楽しくゲームのようにスムーズに行う事ができましたが、負担にならない範囲で他の生徒さんにも取り入れていけたら良いな、と思います。
課題は、レッスンの中で見つかり・解決策もレッスンの中で見つかることが多いです。

短調は長調の3度下

長調の音階を覚えれば、短調は覚えたも同然。ハ長調とイ短調のように同じ調子記号を持つ短調と長調は平行調と呼び、平行調は3度(正確には短3度)の関係にあります。長調から短3度下が短調。短調から見たら短3度上が長調。
ドからラ『ドシラ(音が3つある)』という感じ。これ、簡単なんだけど難しいですよね。順を追ってやっていきましょう!

毎年恒例!エビ中コンサートで秩父へ

エビ中コンサートに招待していただきました!

お彼岸の恒例行事でもある、私立恵比寿中学校さんのコンサートに招待していただき、今年も聴きにいかせていただきました。もちろん、ご招待は、かな子がサポートをしているお陰です。こうしてアイドルのコンサートに私までご招待していただけるのは本当に貴重で、毎年感謝しています。

5回目

お彼岸の恒例コンサート『ちゅうおん』も今年で5回目。今年で一番人気格の柏木ひなたちゃんが卒業ということで、客席では泣いているファンの方もたくさんいらっしゃいました。柏木ひなたちゃんは歌も踊りもグループを牽引していただけに、ファンの皆さんの喪失感も大きいのだと思います。エビ中は歌うことに力を注いでいるグループなので、歌うことにフォーカスしたちゅうおんというコンサートは毎年楽しみにしているファンの方も多い、一大イベントです。今日は、柏木ひなたちゃんの最後のちゅうおんだったので、そんな素晴らしい舞台をしっかり見させていただく事が出来て、私もとても嬉しかったです!
柏木ひなたちゃんのいないエビ中は、エビ中じゃないのでは!?と思うほどに、柏木ひなたちゃんは重責を担っていますが、新メンバーもとても可愛いですし、安本彩花ちゃんなど素敵なメンバーもまだまだいるので、形を変えながらも進化していくエビ中が、これからも楽しみだな・と期待でいっぱいです。

なぜ、こうしてエビ中について書いたかというと、実はけっこう昔から間接的にエビ中とは不思議なご縁があり、楽曲を聞いているのです。
卒業は寂しいけれど、新たなスタート。未来を応援したいです。